画像を切り抜いて白黒の割合を計算する①

目的

ある画像の中から一部分を抜き出して,その中の白と黒の割合を計算したい.
(業務の中で必要になったので,なぜかは聞かないでください.)

手順

画像の切り抜き(背景は透明化)⇒ 二値化 ⇒ 透明部分を抜いた白と黒の割合を算出する.

使用するツール・言語

GIMP(画像を切り抜いて背景を透明化する)
Python

実際にやること

画像の切り抜き

Pythonで切り抜きぐらいしろと思うかもしれませんが,今回対象としているものは輪郭がはっきりしたものではないので,今回はフリーのソフトを使用する.

GIMPをインストールする.

GIMPというフリーのソフトをインストールする.
(参考:https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/gimp/

GIMPに画像を読み込む

今回はこちらの猫の画像を使用する.

f:id:dekomegaat:20210113214802p:plain
使用する画像を読み込む
背景を透明化にする準備

レイヤーにアルファチャンネル(透明度情報)を追加する.
後から出てくるがpixel情報に透明度の数値を追加する.

f:id:dekomegaat:20210113214932p:plain
背景透明化の準備(レイヤーにアルファチャンネルを追加)
自由選択で切り抜きたい領域を選択する

自由選択で切り抜きたい領域を選択する.

f:id:dekomegaat:20210113214512p:plain
自由選択について
f:id:dekomegaat:20210113220300p:plain
自由選択する
背景を削除する

選択⇒選択範囲を反転して,背景を削除する.

f:id:dekomegaat:20210113220440p:plain
背景を削除する
PNGでエクスポート

JPEGは背景が透明な画像には対応していないので,PNG形式でエクスポートする.
背景を透明にした画像を他の画像に重ねると下図のようになる.

f:id:dekomegaat:20210113221053p:plain
切り抜いた画像を重ねる

まとめ

今回はGIMPを使って画像を切り抜いて背景を透明化した.次回Pythonを使って,二値化して白黒の割合を算出する.